トラック運転1万7000時間削減へ…センコー、住宅3社と協業
センコー(大阪市北区、杉本健司社長)は16日、旭化成ホームズ、積水化学工業、積水ハウスと「住宅物流4社協議会」を発足し、住宅物流で協業すると発表した。物流拠点とトラックの共同利用や部材の共同購買・共同輸送などを進め、「2024年問題」に対応する。2025年までに24年比で、トラック2160台分相当の約1万7000時間の運転時間削減を目指す。
住宅メーカー3社が持つ全国7エリア29か所の物流拠点を共同利用する。センコーのトラックも共同利用し、効率的な配送を実現する。今後は少量荷物を取り扱う拠点の統合や、各拠点をつなぎ効率的に管理するシステムの導入も検討する。
部材の購買・輸送では、住宅メーカー3社でトラックを共同手配して積載効率を高め、トラック台数を削減する。ダブル連結トラックの導入で運転人数を半減させるほか、中継地点の活用などで長距離運転の抑制や輸送時の二酸化炭素(CO2)排出量の削減を図る。
日刊工業新聞 2024年12月17日