年間消費電力1GW時供給…パナソニック、電子レンジ工場で再生エネ100%へ
パナソニックは英国の電子レンジ工場で、必要な電力を再生可能エネルギーで100%まかなう実証実験を始める。太陽光発電と蓄電池、純水素型燃料電池などを組み合わせて、電子レンジ組立工場の年間消費電力1ギガワット時(ギガは10億)を供給する。再生エネ由来のグリーン水素を活用し、各種電池を連携させた工場への電力供給は世界初とみられる。
英ウェールズ域内の協力会社から調達した風力発電由来のグリーン水素を使い、燃料電池で発電する。太陽光パネルでも発電し、余剰電力は蓄電池に充電しておく。
パナソニックは滋賀県草津市の工場で、純水素型燃料電池などを使った実証施設を運用する。この施設でのソリューションを国内や海外に広げる計画を進めており、英国工場は実証施設として第2弾になる。
日刊工業新聞 2024年12月4日