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門型掘削ドリルリグ搭載…川崎汽船が公開、「地質調査船」が担う役割

川崎汽船は28日、広島市南区の広島港で地質調査船「EK HAYATE=写真」を公開した。洋上風力発電の初期段階での海洋地質調査事業を担う専用船で、9月に就航した。日本近海のうねりに対応できる船形とし、水面から最大300メートルまでパイプを伸ばす門型掘削ドリルリグを搭載する。日本船籍のドリル船としては2隻目となる。

川崎汽船グループとシンガポールに本社を置き、欧州や米国などで海洋地質調査を手がけるEGSグループが共同で設立した合弁会社が保有する。全長78メートル、幅17メートルで、約50人が乗船できる。水深が10―250メートルと比較的深い海域での地質調査に対応。今後、日本近海を中心に地質調査を行う。

日刊工業新聞 2024年11月29日

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