SUV型EVをOEM供給…スズキとトヨタ、協業を深化
トヨタ自動車とスズキは、電動車領域の協業を発展させて、スズキが開発するスポーツ多目的車(SUV)タイプの電気自動車(EV)をトヨタにOEM(相手先ブランド)供給する。両社においてEVのOEM供給は初めて。
供給する新SUVはインドのスズキ・モーター・グジャラートで2025年春から生産開始を始める。4WDシステムも設定する。EVユニットとプラットフォーム(車台)はスズキ、トヨタ、ダイハツ工業の3社で共同開発した。
スズキの鈴木俊宏社長は「両社の協業関係がさらに深化したことを大変うれしく思う」とし、トヨタの佐藤恒治社長は「マルチパスウェイ(全方位戦略)の考え方を軸にお互いの強みを学び合い、競い合いながら、ともに汗を流していきたい」とのコメントを出した。
日刊工業新聞 2024年10月31日