半導体を安定供給・開発…デンソーとロームが連携強固に
戦略的パートナーシップの検討開始
デンソーとロームは、半導体分野における戦略的パートナーシップの検討を始めると発表した。デンソーはロームとの連携を強固にするため、同社の一部株式を取得する。出資比率や取得額は非公表。2024年度中にも提携の内容について何らかの合意を実現したい意向だ。
自動車業界では電気自動車(EV)をはじめとする「電動化」やソフトウエアで新たな価値を創出する「知能化」への対応などで半導体の重要性が増しており、両社は品質や信頼性の高い半導体の安定供給や開発で連携を目指す。
デンソーの林新之助社長は「ロームは幅広い領域の半導体ラインアップを有し、豊富な量産実績を持つ。デンソーがこれまで培った車載技術・知見を融合することで、安定供給と技術開発を加速できる」とコメントした。
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日刊工業新聞 2024年10月01日