環境負荷と郵送コスト削減…大日印が投入、封筒一体型DMの仕組み
大日本印刷(DNP)は1枚の用紙の表裏全面にオンデマンド印刷し、ふちをのりで圧着することにより封筒を使わずに郵送できるダイレクトメール(DM)「DNP封筒一体型環境配慮DM」の販売を10月1日に始める。従来のDMに比べて用紙使用量を大幅に削減するほか、定形郵便料金でA3サイズの情報量を送れる。郵便料金の引き上げでDMを活用する顧客企業の負担増が懸念される中、環境負荷の低減と郵送コストの削減を両立するDMを提案する。
新DMは送り先や差出人などの情報と製品・サービスなどのコンテンツを1枚の用紙の表裏にオンデマンド印刷する。同製品シリーズの定形封筒サイズ6面タイプの場合、封筒を使うDMと比べて用紙使用量を半減し、サプライチェーン(供給網)全体での温室効果ガス(GHG)排出量を約40%削減する。
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日刊工業新聞 2024年09月27日