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ボーイング、2016年1-3月期の受注は前年比2割増に

ボーイング、2016年1-3月期の受注は前年比2割増に

787-9はANAなどに計24機納入

 ボーイングは現地時間4月7日、2016年1-3月期(第1四半期)の民間機の引き渡しが前年同期比8機(4.35%)減の176機、受注は23機(19.83%)増の139機だったと発表した。

 機種別で見ると、引き渡しは737が121機(前年同期は121機)、747が1機(4機)、767が1機(5機)、777が23機(24機)、787が30機(30機)だった。

 このうち、日本の航空会社への引き渡しは、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(へは737-800を3機、787-9を2機、日本航空(JAL)に787-8と787-9を1機ずつの計7機だった。

 787のうち、長胴型の787-9は24機。ANAHDとJALのほか、エア・カナダに4機、サウジアラビアのサウディアとユナイテッド航空に3機ずつ、ブリティッシュ・エアウェイズとヴァージン アトランティック航空、ブラジルのTAM航空とチリのラン航空によるLATAMエアライン・グループに2機ずつ、米国の大手航空機リース会社ILFC(インターナショナル・リース・ファイナンス・コーポレーション)に4機、イスラエルのMGアビエーションに1機、それぞれ引き渡した。

 受注は737が123機(前年同期は71機)、747が4機(3機)、767が1機(0機)、777が10機(7機)、787が1機(35機)だった。737のうち737 MAXは19機で、米国のイースタン航空から10機、北米のVIP顧客から1機、匿名顧客から計8機を受注した。

16年1-3月期 納入と受注(括弧内は前年同期の実績)
納入
737 121(121)
747 1(4)
767 1(5)
777 23(24)
787 30(30)
合計 176(184)
受注
737 123(71)
747 4(3)
767 1(0)
777 10(7)
787 1(35)
合計 139(116)
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
ボーイングの1-3月期実績。受注は前年同期比で約20%増加しました。

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