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ネオジムボンド磁石と同等性能、「強磁性窒化鉄系ボンド磁石」開発

三恵技研と東北大など、2磁性粉末を一体化
ネオジムボンド磁石と同等性能、「強磁性窒化鉄系ボンド磁石」開発

強磁性窒化鉄系ボンド磁石

三恵技研工業(東京都北区、長谷川彰宏社長)とFuture Materialz(同杉並区、京藤倫久社長)、東北大学の中村健二教授は、資源リスクを抑えた強磁性窒化鉄系ボンド磁石を開発した。強磁性窒化鉄とサマリウム鉄窒素の磁粉を樹脂で固めて成形する。ネオジムボンド磁石と同等の性能を確認した。

強磁性窒化鉄とサマリウム鉄窒素の2種類の磁性粉末を一体化させてボンド磁石を作製した。一般的には混ぜると特性が下がる。独自技術で一体化に成功した。

強磁性窒化鉄磁石は鉄と窒素のみで構成され、サマリウム鉄窒素磁石のサマリウムは用途が限られ市場で余っている。二つを組み合わせて資源リスクを低減した。モーターを組んで磁石を評価すると、ネオジムボンド磁石と同等だった。モーターメーカーと新磁石に適したモーターを開発していく。

日刊工業新聞 2024年09月20日

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