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本社工場に11万kW級…マツダ、アンモニア専焼発電所を計画

マツダは1日、2030年をめどに進める本社工場における発電用燃料の石炭からアンモニアへの転換について、敷地内に出力11万キロワット級のアンモニア専焼発電所を新設する計画を明らかにした。同日、広島市から同事業に関する環境影響評価実施計画書が公告された。建設期間は着工から約4年を想定し、発電方式はアンモニア専焼ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電、またはアンモニア分解ガス専焼GTCCの両者を検討しているという。

マツダは35年のグローバル自社工場でのカーボンニュートラル温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現を目標に掲げる。アンモニア専焼発電は、技術がまだ確立できていないが、二酸化炭素(CO2)排出を大幅に減らすことが可能。現在、マツダの本社工場ではCO2排出量のうち、約56%を石炭火力発電設備が占めている。


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日刊工業新聞 2024年08月02日

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