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中国家電の不調響く…パナソニックHDの4―6月期、増収営業減益

パナソニックホールディングス(HD)が31日発表した2024年4―6月期連結決算(国際会計基準)は、パナソニックコネクト・インダストリーの販売増や為替の影響で増収営業減益となった。中国のスマートフォン需要回復を捉えた実装機関連や、生成人工知能(AI)サーバー向けのコンデンサーなどが増販した。一方、中国家電の減販や車載電池の減産などが減益に響いた。25年3月期の業績予想は5月公表値を据え置いた。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し

パナHDは同日、米国のインフレ抑制法(IRA)補助金について、23年度分の大半を第三者へ権利売却し資金化すると発表した。24年8月以降に資金化できる見込みで、車載電池の「米カンザス工場(カンザス州)への投資に振り向けていく」(梅田博和副社長)とした。

日刊工業新聞 2024年08月01日

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