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最上位機種は速乾性能1.5倍…パナソニック、ヘアドライヤーでアジア市場シェア1位への勝算

最上位機種は速乾性能1.5倍…パナソニック、ヘアドライヤーでアジア市場シェア1位への勝算

ヘアドライヤー「ナノケア」で新発売する上位2機種

パナソニックはヘアドライヤーのブランド「ナノケア」で、2027年度までにアジア市場1位のシェアを目指す。9月から新たに4機種を発売し、ラインアップを拡充する。新発売の最上位機種は従来機種の約2・2倍の想定価格だが、速乾性能が1・5倍に向上。しっとりまとまる髪やさらさらな髪など、4パターンから好みに合わせて送風する機能を備える。上位2機種合わせて月産8000台を目指す。

国内販売する最上位機種「EH―NC80」の想定価格は、消費税込み8万5000円前後。髪への浸透性を高めた微粒子「ナノイー」の発生量が従来機種の10倍になるなど、高付加価値を訴求する。

普及価格帯の新機種も発売する。日本に加え韓国や東南アジアなどでも展開し海外でのブランド浸透を目指す。

パナソニックはヘアドライヤーや電動ひげそりなどの理美容事業で、30年度までに23年度比9割増となる売上高3000億円の目標を掲げる。


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日刊工業新聞 2024年7月24日

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