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新聞と一緒に野菜配達―KOMPEITO、都心オフィス向けに新聞配達網利用

 KOMPEITO(東京都渋谷区、川岸亮造社長、03・3478・5831)は自社で手がけるオフィス向け置き野菜サービスで、朝日新聞サービスアンカー(ASA)の東京都内6拠点と業務提携した。ASAの新聞配達網を活用して商品を配送する一方、ASAは既存の配送網の有効活用と新聞購読者以外の顧客開拓を狙う。KOMPEITOは当面、600社の顧客獲得を目指す。

 提携対象となるのはASAの恵比寿(写真)、赤坂青山、田町浜松町、大久保、四谷、銀座築地の都内6拠点で、各地域にはKOMPEITOの取引先が集中している。これまで同社が独自に行っていた顧客企業への配送業務をASA各店に委託し、ASAが朝・夕刊配達の際に置き野菜を配送する。

 同社は2012年9月設立のベンチャー企業。14年に置き菓子「オフィスグリコ」の野菜版「OFFICE DE YASAI(オフィス・デ・ヤサイ)」を企業向けに始めた。契約企業には小型冷蔵庫を配備し、週1回の頻度でプチトマトやイチゴ、ラディッシュ、ジャガイモ、小ナス、ブロッコリーなどの野菜パックを補充・回収する。契約企業の社員は100円程度でいつでも購入できる。
日刊工業新聞2016年4月7日 中小企業・地域経済2面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
地方でも活用の仕方がありそう。決まった場所に人手で定期的にモノを運ぶというサービスは、いずれ一本化されていくような気がします。

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