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2027年以降に順次開業、「世界貿易センタービル」建て替えプロジェクトの全容

2027年以降に順次開業、「世界貿易センタービル」建て替えプロジェクトの全容

世界貿易センタービルディングの外観イメージ

世界貿易センタービルディング(東京都港区、宮崎親男社長)は22日、鹿島、東京モノレール(東京都港区)、JR東日本と共にJR浜松町駅(同)西口地区で進めている「世界貿易センタービルディング本館・ターミナル」の建て替えプロジェクトについて、2027年以降に順次開業すると発表した。オフィスや高級ホテル、JR浜松町駅を中心にさまざまな交通機関を結びつける施設などを整備し、街の活性化を目指す。

21年に先行開業した南館に続き、地上46階の本館と地上8階のターミナルを建設する。本館では9―34階に1フロア当たり約2800平方メートルのオフィスを設け、36―46階には日本初進出となる高級ホテル「ラッフルズ東京」が開業する。ターミナル7階には屋上庭園を設ける。

またJRやモノレール、地下鉄、タクシーなどさまざまな交通機関が乗り入れる立地特性を生かすため、「ステーションコア」と呼ぶ吹き抜け空間を整備。異なる交通機関への乗り換えやアクセスの利便性を高めることで街のにぎわい創出を図る。観光情報の発信機能を持つ施設や商業施設、大規模MICE(研修・報奨旅行・国際会議・展示会)施設なども整備する。

同日会見した世界貿易センタービルディングの大志万延也取締役開発企画部長は「これまで以上に多様な方々が交流し、刺激的でにぎわいのある空間に生まれ変わろうとしている」と述べ、街の魅力向上に意欲を示した。

日刊工業新聞 2024年07月23日

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