大林組はアジア地域の研究開発拠点として、シンガポールに「Ｏｂａｙａｓｈｉ　Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ―Ｔｅｃｈ　Ｌａｂ　Ｓｉｎｇａｐｏｒｅ（ＯＣＬＳ）」を開設した。現在の人員は６人で、事業の進捗（しんちょく）に応じて増員を検討する。次世代建設生産技術の育成・展開拠点に位置付け、同国を含むアジア諸国の機関などと連携して研究開発を強化する。

ＯＣＬＳでは建設ロボティクス技術を中心に、アジア諸国の研究機関や建設会社、スタートアップとの共同研究・開発を進めるとともに、建設現場への適用支援に取り組む。今後、研究開発の範囲を建設ロボティクス以外の分野にも広げるほか、それらの成果を積極的に社外に展開して普及を図る。