ニュースイッチ

日立建機が7年ぶり刷新、「タイヤローラー」の性能

日立建機は特定特殊自動車排出ガス規制の2014年基準に対応したタイヤローラー「ZC220P―7=写真」を発売した。路盤の転圧やアスファルトの舗装仕上げに使う道路機械で、モデルチェンジは7年ぶり。散水タンクを樹脂製にすることで、金属製の課題であるさびの発生をなくし、メンテナンス性を高めた。消費税抜きの価格は1480万円。年間150台の販売を目指す。

機械の稼働状況などのビッグデータ(大量データ)を蓄積するサービスにより、稼働状況や保守の遠隔管理を実現した。独自のフレーム形状を採用し、運転席からの前後タイヤの視認性とメンテナンス性を向上させた。

散水タンクは樹脂製にしたほか、排水時に作業者に水がかからないように排水の方向を設計した。車高は輸送高さ制限3・8メートルをクリアしており、輸送中のキャノピー格納作業が不要。


【関連記事】 建機メーカーが大注目する異色のレンタル会社
日刊工業新聞 2024年07月15日

編集部のおすすめ