ニュースイッチ

無鉛圧電材料の量産可能に…日本特殊陶業、MIで効率開発

日本特殊陶業は人工知能(AI)などを用いて新素材の開発を効率化するマテリアルズ・インフォマティクス(MI)により、高性能かつ量産可能な新規無鉛圧電材料を開発した。MIと実験記録をデジタル化した電子実験ノートを活用し、データを集約することで材料の組成とプロセス条件の組み合わせを最適化。今回の開発ケースで考え得る126万通りの組み合わせパターンを550通りに減らし、半年で目標性能を持つ材料の開発に成功した。

データサイエンティストと熟練技術者が連携し、材料データと現場のノウハウを数値化。また小規模量産設備による試作実験により、短期間で量産に移行できる材料の開発を実現した。

無鉛圧電材料などのセラミックス材料は、焼成や成形などの工程が性能に及ぼす影響が大きい。MIを適用する場合、材料組成とプロセス条件の組み合わせが複雑化することなどから、量産ラインへの適用が可能な開発事例は多くなかった。

日刊工業新聞 2024年06月21日

編集部のおすすめ