川崎汽船が完成、21万重量トン型LNG燃料のバラ積み船
川崎汽船が運航・保有するバラ積み船で初となる液化天然ガス(LNG)を主燃料とする21万重量トン型ケープサイズバルカー「ケープ・ハヤテ」が、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の津事業所(津市)で完成した。JFEスチールの海上輸送向け。LNG燃料は重油に比べ二酸化炭素(CO2)の排出を25―30%削減できる。ウィンGD(スイス)の最新の二元燃料電子制御エンジンを採用し、LNG燃料使用時に排出されるメタンを低減した。凧を使って風力を推進力として利用するシステム「シーウイング」の搭載も計画している。
日刊工業新聞 2024年06月14日