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コンクリート表面を改善、東急建設・フジモリ産業が型枠シート共同開発

コンクリート表面を改善、東急建設・フジモリ産業が型枠シート共同開発

フィルターシートキュアは型枠に貼り付けて使う

東急建設は11日、建設現場で打設するコンクリート表層部の品質改善を効率化できる型枠シート「フィルターシートキュア」をフジモリ産業(東京都新宿区)と共同開発したと発表した。余剰水の排出と適切な養生によってコンクリート表面を緻密化しており、強度の向上や外気や水の浸透抑制効果が期待できる。9月に一般販売する予定。

同シートは型枠に貼り付けて使用する。コンクリートの凝結までは余剰水や空気泡を排出する一方、シートを構造物に残したまま型枠を外すことでコンクリートの乾燥を防ぎ、打設直後から連続して長期湿潤・保水養生が可能になる。

近年、循環型・低炭素社会の実現に向けて構造物の長寿命化が注目されており、コンクリートについても長期的な品質維持が求められている。コンクリート工事では硬化中に水分が不足すると、表面のひび割れ発生や、十分な耐久性を発揮できないなどの課題があった。

国土交通省が新技術の活用を目的に整備している新技術情報提供システム「NETIS」に登録された。今後、現場での施工を通じて躯体品質の確保・向上に関する効果を検証し、利用拡大につなげる。

日刊工業新聞 2024年06月12日

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