スター・ウォーズ塗装機が羽田に勢揃い
ANA、海外で認知度高め国際線強化へ
映画『スター・ウォーズ』に登場するキャラクターを描いた全日本空輸(ANA)の特別塗装機が3月28日、羽田空港に全3機が勢揃いした。3機目となる「BB-8 ANA JET」(ボーイング777-300ER型機、登録番号JA789A)が、28日に就航したことによるもの。平日にもかかわらず、出発地の伊丹空港や羽田には、多くの航空ファンが駆けつけた。
BB-8ジェットは、スター・ウォーズの新キャラクター「BB-8」を描いた機体。27日に塗装作業が行われた伊丹空港に隣接する格納庫でロールアウトし、28日の伊丹発羽田行きNH22便が初便となった。
国際線仕様の機体で、座席数は250席(ファースト8席、ビジネス52席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー166席)。伊丹から羽田への運航は、フェリー(回送)を兼ねたものだった。国際線初便は、29日午前0時5分発のロサンゼルス行きNH106便で、今後は羽田と成田発着の米国路線に投入する。
28日のNH22便は、定刻より15分遅れの午前11時15分に伊丹を出発。滑走路の間近にある市営公園「伊丹スカイパーク」には、離陸の瞬間をカメラに収めようと、多くのファンが詰めかけた。羽田には4本ある滑走路のうち、ANA便が発着する第2ターミナル側のC滑走路(RWY34R)へ着陸し、午後0時17分(午後0時15分定刻)に53番スポットへ到着した。
その後、午後4時すぎにはスター・ウォーズの特別塗装機がすべて揃い、羽田の格納庫前に3機が勢揃いした。
スター・ウォーズの特別塗装機は全部で3機。1機目はスター・ウォーズに登場する人気のロボット「R2-D2」を描いた「R2-D2 ANA JET」(787-9)、2機目がBB-8とR2-D2を描いた国内線仕様機「スター・ウォーズANAジェット(STAR WARS ANA JET)」(767-300ER)で、28日のBB-8ジェット就航で全3機が揃った。
3機のうち、R2-D2ジェットのみ新造機で、シアトルにあるボーイングのエバレット工場で塗装後、特別塗装機として引き渡された。
残り2機のうち、スター・ウォーズジェットは既存の767にデカールを貼り付け、BB-8ジェットは近年珍しくなった塗装で仕上げた。
既存2機の作業は、ANAホールディングスなどが出資する、MRO(整備・修理・分解点検)を手掛ける新会社「MRO Japan(MROジャパン)」が、伊丹空港に構える格納庫で実施。ANAグループの整備会社、全日空整備を前身とする同社は、古くは「マリンジャンボジュニア」(登録番号JA8579)、最近では創立60周年記念の「ゆめジェット」を手掛けており、“特別塗装の名門”生まれだ。
R2-D2ジェットは、2015年10月18日の羽田発バンクーバー行きNH116便から国際線定期便に導入。スター・ウォーズジェットは、同年11月22日の伊丹発羽田行きNH14便から運航を開始している。
ANAはウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づき、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開。国際線を強化しているANAは、スター・ウォーズを通じて、海外での認知度向上を目指す。
BB-8ジェットは、スター・ウォーズの新キャラクター「BB-8」を描いた機体。27日に塗装作業が行われた伊丹空港に隣接する格納庫でロールアウトし、28日の伊丹発羽田行きNH22便が初便となった。
国際線仕様の機体で、座席数は250席(ファースト8席、ビジネス52席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー166席)。伊丹から羽田への運航は、フェリー(回送)を兼ねたものだった。国際線初便は、29日午前0時5分発のロサンゼルス行きNH106便で、今後は羽田と成田発着の米国路線に投入する。
28日のNH22便は、定刻より15分遅れの午前11時15分に伊丹を出発。滑走路の間近にある市営公園「伊丹スカイパーク」には、離陸の瞬間をカメラに収めようと、多くのファンが詰めかけた。羽田には4本ある滑走路のうち、ANA便が発着する第2ターミナル側のC滑走路(RWY34R)へ着陸し、午後0時17分(午後0時15分定刻)に53番スポットへ到着した。
その後、午後4時すぎにはスター・ウォーズの特別塗装機がすべて揃い、羽田の格納庫前に3機が勢揃いした。
特別塗装の名門生まれ
スター・ウォーズの特別塗装機は全部で3機。1機目はスター・ウォーズに登場する人気のロボット「R2-D2」を描いた「R2-D2 ANA JET」(787-9)、2機目がBB-8とR2-D2を描いた国内線仕様機「スター・ウォーズANAジェット(STAR WARS ANA JET)」(767-300ER)で、28日のBB-8ジェット就航で全3機が揃った。
3機のうち、R2-D2ジェットのみ新造機で、シアトルにあるボーイングのエバレット工場で塗装後、特別塗装機として引き渡された。
残り2機のうち、スター・ウォーズジェットは既存の767にデカールを貼り付け、BB-8ジェットは近年珍しくなった塗装で仕上げた。
既存2機の作業は、ANAホールディングスなどが出資する、MRO(整備・修理・分解点検)を手掛ける新会社「MRO Japan(MROジャパン)」が、伊丹空港に構える格納庫で実施。ANAグループの整備会社、全日空整備を前身とする同社は、古くは「マリンジャンボジュニア」(登録番号JA8579)、最近では創立60周年記念の「ゆめジェット」を手掛けており、“特別塗装の名門”生まれだ。
R2-D2ジェットは、2015年10月18日の羽田発バンクーバー行きNH116便から国際線定期便に導入。スター・ウォーズジェットは、同年11月22日の伊丹発羽田行きNH14便から運航を開始している。
ANAはウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づき、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開。国際線を強化しているANAは、スター・ウォーズを通じて、海外での認知度向上を目指す。