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6気筒で500kw級…MHIET、高出力の水素専燃エンジン実証

6気筒で500kw級…MHIET、高出力の水素専燃エンジン実証

6気筒500キロワットクラス水素専焼エンジン(試験機)

三菱重工エンジン&ターボチャージャ(MHIET、相模原市中央区、古殿通義社長)は、水素のみを燃やす水素専燃の6気筒500キロワット級エンジン発電システムの実証設備と水素供給設備を完成させ、試験運転を始めた。都市ガスを用いた確認運転から開始し、2024年度中に水素専焼による100%負荷の運転を目指す。

MHIETはレシプロガスエンジンを改良した単気筒エンジンを、産業技術総合研究所の福島再生可能エネルギー研究所(福島県郡山市)に設置し、水素100%で安定燃焼できる技術を既に確立している。今回の実証試験では、新たに設計した水素のみを燃料とする6気筒水素専焼エンジンの燃焼安定性や性能、信頼性などを検証。加えて、水素の特徴を考慮して発電システムとして求められる安全性評価や性能検証も実施する。

試験には再生可能エネルギー由来の電力を利用し、製造過程で二酸化炭素(CO2)を排出しないグリーン水素を燃料として使うことも計画している。一連の実証試験を通じて26年度以降の製品化につなげる。

日刊工業新聞 2024年06月04日

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