メルセデス・ベンツ日本（千葉市美浜区、上野金太郎社長）は、電気自動車（ＥＶ）「ＥＱＥセダン」の特別仕様車「ＥＱＥ３５０＋エレクトリックアート＝写真」の受注を開始した。３０台限定で販売する。装備を見直すことで、消費税込みの希望小売価格を１０４０万円からに抑えた。高電圧バッテリーの排熱を車内の暖房に利用するためのヒートポンプを標準装備し、消費電力を削減する。

ベースモデルの「ＥＱＥ３５０＋」は３ボックスタイプの中型セダン。最高出力２９２馬力。リチウムイオン電池（ＬｉＢ）の容量は９０・６キロワット時で、１充電走行距離は６１７キロメートル（ＷＬＴＣモード）。車両を蓄電池として利用し、車外に電力を供給する給電機能にも対応する。