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キヤノンの1―3月期、営業益5.2%減の背景

キヤノンが24日発表した2024年1―3月期連結決算(米国会計基準)は、売上高が前年同期比1・8%増の9885億円、営業利益が同5・2%減の800億円だった。半導体露光装置や商業印刷機は堅調に推移したものの、レンズ交換式カメラやネットワークカメラが23年末の商戦期を終えて市中在庫の調整を行い、一時的に販売が減少したため増収営業減益となった。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し

半導体露光装置はパワー半導体向け装置や先端パッケージ用の後工程向け装置を中心に販売台数を伸ばした。同日会見した浅田稔専務取締役は「落ち込みが大きかったカメラ関連は在庫調整が正常化し、第2四半期以降は従来の成長基調に回帰する」と述べた。

24年12月期連結業績予想は期初計画を据え置いた。


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日刊工業新聞 2024年04月25日

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