エタノール燃料活用のHV投入、ホンダがブラジルに1200億円投資
ホンダはブラジルで2030年までに42億レアル(約1248億円)を投資する。25年後半にエタノール燃料で走行できる「フレックス燃料車」のハイブリッド車(HV)を投入する。生産量の拡大や雇用創出を通じ、同国での継続的な事業拡大を目指す。
ブラジルの生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジル(サンパウロ州)が投資する。次世代のエントリーレベルのスポーツ多目的車(SUV)「WR―V」の現地生産などに充てる。現在約3500人の従業員数を約1700人増やす計画だ。
ブラジルでは自動車産業の脱炭素化や競争力強化に向けた産業政策のもと、サトウキビ由来のバイオエタノールを活用したフレックス燃料車が普及している。
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日刊工業新聞 2024年04月22日