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浮体式ペロブスカイト太陽電池、積水化学など閉校プールで実証

浮体式ペロブスカイト太陽電池、積水化学など閉校プールで実証

浮体式フィルム型ペロブスカイト太陽電池

積水化学工業、エム・エムブリッジ(広島市西区、池浦正裕社長)、恒栄電設(東京都北区、小林永治社長)の3社は、浮体式フィルム型ペロブスカイト太陽電池の共同実証実験を始めた。東京都北区の閉校となった学校のプールを使い、軽量性を生かした浮体構成や施工性などを確認する。実証実験の期間は約1年間。

積水化学工業が同電池の耐久性や発電効率の向上を目指す中で、エム・エムブリッジは前身の三菱重工業から継承した浮体の構造設計や係留方法のノウハウを活用。恒栄電設は開発した計測制御システムを使い、水上環境や浮体構成ならではの要素データを集める。従来の浮体式太陽光発電システムは水上で重く、浮体構成や施工性などに課題があった。

日刊工業新聞 2024年04月12日

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