コニカミノルタ、新規事業創出へ世界5拠点に本社人材送り込む
ロボット、スマートオフィス、医療などでベンチャーと連携
コニカミノルタは新規事業創出に向け、組織体制を拡充する。4月以降、事業開発を行う「ビジネス・イノベーション・センター(BIC)」の人員を増強する。世界に5カ所ある拠点に、本社の人材を投入する。外部人材が中心のBICとコニカミノルタ本体の連携を加速し、より効率的な経営資源の利用を狙う。社内外のシーズを活用し相乗効果を高め、事業創出のスキームを確立したい考えだ。
コニカミノルタは2017年3月期中に、若手を中心に技術系・営業系など部門を問わず、広く人材を集めてBICに送る。人数は今後詰めるが、最大で十数人程度になると見られる。BICは2014年に設立し、コンサルタントやメーカー技術者などの外部人材を中心に構成する。日本、米国、英国、シンガポール、中国に拠点があり、主にベンチャー企業を活用した新規事業開発に取り組む。
重点分野はロボット、スマートオフィス、医療などで、現在は常時90―100程度の案件が動いている。17年3月期に一部事業の収益化を見込んでおり、将来は100億円規模の事業創出を目指す。
新規事業創出に外部人材を登用することで、既存の枠にとらわれない事業開発を進めるとともに、事業化スピードは向上している。一方でコニカミノルタ内の経営資源を、有効利用し切れていないという課題もあった。ICT・サービス事業を統括する市村雄二執行役は「BICとコニカミノルタのパイプを太くすることで、より相乗効果が見込める」とする。
コニカミノルタは2017年3月期中に、若手を中心に技術系・営業系など部門を問わず、広く人材を集めてBICに送る。人数は今後詰めるが、最大で十数人程度になると見られる。BICは2014年に設立し、コンサルタントやメーカー技術者などの外部人材を中心に構成する。日本、米国、英国、シンガポール、中国に拠点があり、主にベンチャー企業を活用した新規事業開発に取り組む。
重点分野はロボット、スマートオフィス、医療などで、現在は常時90―100程度の案件が動いている。17年3月期に一部事業の収益化を見込んでおり、将来は100億円規模の事業創出を目指す。
新規事業創出に外部人材を登用することで、既存の枠にとらわれない事業開発を進めるとともに、事業化スピードは向上している。一方でコニカミノルタ内の経営資源を、有効利用し切れていないという課題もあった。ICT・サービス事業を統括する市村雄二執行役は「BICとコニカミノルタのパイプを太くすることで、より相乗効果が見込める」とする。
日刊工業新聞2016年3月28日