目視外飛行で「空の物流」加速…イームズロボが投入した新型ドローンの仕様
イームズロボティクス(福島県南相馬市、曽谷英司社長)は、物流用途に対応する新型飛行ロボット(ドローン)を発売した。航空法に基づく安全基準と均一性基準に適合した第二種型式認証を取得。これにより目視外飛行による「空の物流」事業を加速させる。
第二種型式認証を取得すると、通常は許可・承認申請が必要な人口集中地区の上空飛行、夜間の目視内飛行、人または物件から30メートル未満での飛行で申請が不要になり、ドローンを活用した物流の事業化が見込める。
発売した「イームズ式E6150TC型=写真」は最大離陸重量24キログラム、最大搭載重量6キログラム。価格はオープン。宅配荷物や郵送物、食料品、日用品、雑貨、医療品などさまざまな品物を積載でき、用途に合わせて必要なものを迅速に運べる。また災害現場など、人の立ち入りが困難な状況での活用も見込まれる。
航空灯が明るく遠方からでも視認可能。夜間でも物流作業を継続することができ、作業効率の大幅な向上を実現する。
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日刊工業新聞 2024年04月09日