最高時速は40km…ロボットベンチャーが投入する電動3輪車の機能
ロイズテック(東京都渋谷区、杉原行里社長)は、用途に応じてデザインや機能を交換できる電動3輪モビリティー「Raptor(ラプター)」を2024年中にも発売すると発表した。同社は千葉工業大学、RDS(埼玉県寄居町、杉原行里社長)が23年に設立したロボットベンチャー。原動機付き自転車の運転免許があれば公道を走行できる仕様とする。若者から高齢者まで幅広い利用を見込む。3年以内に100台の販売を目指す。
利用者自身で上部のデザインユニットを交換し、人の移動だけでなく物資の搬送などにも利用できる。サイズは全長1190ミリ×幅510ミリ×高さ880ミリメートル。最高走行速度は時速40キロメートル。前2輪が傾き、小回りを利きやすくした。車体前部にセンサーやカメラを搭載し、人工知能(AI)を用いて速度を自動制限し、安全に走行できるようにする。デザインユニットは自社のほか外部にも開発してもらい、用途を広げたい考え。
日刊工業新聞 2024年04月04日