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バイドゥ、日本から「検索」撤退

 20日付の中国紙・第一財経日報(A9面)によると、中国のインターネット検索最大手の百度(バイドゥ)が、日本市場から撤退し、関連サイトを閉鎖したもようだ。利用者が伸び悩んでおり、ヤフーとグーグルの2強に食い込むことができなかった。百度は撤退後も日本で引き続きスマートフォン向けの日本語入力ソフト「Simeji」事業を展開する。百度は2008年、初の海外進出で日本の検索市場に参入していた。

日刊工業新聞2015年04月22日 総合3面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
2013年には、PC向け日本語入力システム「Baidu IME」と、「Simeji」で入力した情報が、無断で同社のサーバに送信されていたこと報じられ、大きな問題となりました。中国では絶対的な地位を誇る同社のインターネット検索ですが、日本からはひっそり撤退となりました。

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