最高時速60km…JR東日本の気仙沼線BRT、自動運転レベル4認可
JR東日本は気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)の柳津駅―陸前横山駅間で、自動運転バスがレベル4自動運転車としての認可(走行環境条件の付与)を受けた。認可区間はBRT専用道で片道約4・8キロメートル。最高時速60キロメートルでの認可は日本で初めてという。同社は特定自動運行許可の申請準備を行い、同区間でレベル4での営業運転実現を目指す。
BRT専用道内に2メートルごとに敷設された磁気マーカー(一部無線識別〈RFID〉付き)と車両の磁気センサーで自車位置を特定、正確な自動運転を実現する。
レベル4ではさまざまなセンサー技術や位置情報技術をもとに安全な自動運転を行うため、ドライバーの周辺監視や運転操縦が不要となる。気仙沼線BRTでは有人でレベル4を実施していく計画。
日刊工業新聞 2024年03月25日