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横浜ゴムが567億円投資、メキシコに新工場

横浜ゴムは18日、北米市場のタイヤ供給能力を強化するためメキシコ北部のコアウイラ州に乗用車用タイヤの新工場を建設すると発表した。投資額は3億8000万ドル(約567億円)。生産能力は年間500万本。敷地面積は約61万平方メートルで将来の拡張も視野に入れる。2024年4―6月期に着工し、27年1―3月期に生産を開始する予定。北米の生産拠点は米バージニア州と同ミシシッピ州の工場に次いで3カ所目。

同社は24年12月期から26年12月期までの中期経営計画で、高付加価値タイヤや18インチ以上の高インチタイヤの拡販に取り組む。今後増大が見込まれる北米市場のタイヤ需要に素早く対応するため、地産地消体制の能力増強が必要と判断した。新工場が立地するコアウイラ州は主要な鉄道や高速道路へのアクセスの利便性が高く、北米全土の顧客への供給体制を構築する。

日刊工業新聞 2024年3月19日

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