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本物のコックピット体感できる、JALが提供始めたホテル客室がかっこいい

本物のコックピット体感できる、JALが提供始めたホテル客室がかっこいい

本物のコックピットを体感できる

日本航空(JAL)は羽田エクセルホテル東急(東京都大田区)と協力し、同ホテルで航空機の操縦室を体感できる客室「JALコックピットルーム」の提供を開始した。羽田空港の滑走路を臨む窓を操縦室の窓に見立て、本物の操縦席のシートを設置。窓の前に配置した大型コックピットパネルは、一部に本物の部品を使い、細部にこだわり製作した。

「夜は誘導路のライトが光る景色を前に、コックピットパネルが浮かび上がって見え、特にきれいだ。気軽に体感してほしい」(JALエンジニアリング企画開発担当者)。

エンジンの推力を制御するレバーを引く時の重さも本物を再現した。シートは約40年前に就航した機体で補修しながら大事に使われたもので、新品にはない味わいがある。

技術の塊である操縦室の部品は再利用の手続きが煩雑で難しかったが、近年は世界的に実物を体験する価値が見直され、利用が広がっている。JALは企画に約2年をかけた。

客室は4階ツインルーム1室のみ。料金は3万5300円から。

日刊工業新聞 2024年03月16日

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