アトツギ甲子園、最優秀賞にマルキ建設の堀氏
経済産業省・中小企業庁は全国の中小企業の後継者・後継者候補が新規事業のアイデアを競うピッチイベント「アトツギ甲子園」の経済産業大臣賞(最優秀賞)にマルキ建設(京都府京丹後市)の堀貴紀氏を選んだ。中小企業庁長官賞には甲子化学工業(大阪市東成区)の南原徹也氏、優秀賞にはMARBLANC(大阪市北区)の佐藤辰哉氏、半澤鶏卵(山形県天童市)の半澤清哉氏、森清掃社(香川県仲多度郡)の山添勢氏の3人を選定した。
最優秀賞を受賞したマルキ建設の堀氏は耕作放棄地で稲作を行う新規事業を紹介した。耕作放棄地に公共残土を受け入れ、稲作を行い米粉を製造する社会性が高い事業モデルが評価された。
アトツギ甲子園は39歳以下の中小の若手後継者・後継者候補を対象に毎年開催。今回は全国から211人が応募した。
日刊工業新聞 2024年03月11日