「ロッキー」「ライズ」「レックス」生産…ダイハツ、来月4日に滋賀工場再開も本格稼働見えず
ダイハツ工業は20日、小型スポーツ多目的車(SUV)の3車種を早ければ3月4日に滋賀工場(滋賀県竜王町)で生産を再開すると発表した。一方、認証不正による出荷停止処分を国土交通省から解除されていない車種などは、3月16日以降も生産再開のめどが立っていないとした。
3車種は「ロッキー」、兄弟車のトヨタ自動車向け「ライズ」、SUBARU(スバル)向け「レックス」。3車種の出荷停止を16日に国交省が解除した。ほかの解除車については、京都工場(京都府大山崎町)がすでに2車種を生産し、ダイハツ九州(大分県中津市)も10車種を26日に生産を再開する。軽スポーツ車「コペン」を生産する本社工場(大阪府池田市)は、再開のめどが立っていない。
出荷停止を解除されていないのは9車種と小型SUVのハイブリッド車2グレード。軽乗用車「タント」など主力車種が多い。部分的な再開が中心で本格稼働はみえていない。
日刊工業新聞 2024年02月21日