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DeNAのヘルスケア事業、得意のゲームと融合へ

住商との共同出資会社、健保向け健康管理サービスの機能拡充
DeNAのヘルスケア事業、得意のゲームと融合へ

ケンコムのホームページより

 住友商事とディー・エヌ・エー(DeNA)は、企業の健康保険組合向けに共同運営する健康情報管理サービスの機能を拡充する。サービス内で利用可能なポイントを付与するゲームアプリケーションを開発し、2016年度に投入する。他社との提携によるアプリ追加も計画。ゲームを通じてサービスの利用活性化を促し、17年度に同サービスで1000万人の利用者獲得につなげる。

 両社が出資するDeSCヘルスケア(東京都渋谷区)が運営する「ケンコム」向けに、利用者同士で歩数を競い合うゲームなどを開発する。第1弾として、歩数に応じて点数を加点するサッカー形式のゲームを5月をめどに提供開始する。女性利用者向けのゲームなども順次開発し、16年度に5本程度の提供を目指す。また、ケンコムと他社のアプリをつなぐツールも開発し、ケンコムから他社アプリを利用できる仕組みも整える。

 ゲームなどで得たポイントは、ケンコム内で商品に交換可能。利用者がゲームを楽しみつつ健康管理するサービスとして訴求する。

 ケンコムは、健保加入者の健康情報の一元管理や各加入者の健康状態に応じた情報提供などの機能を持つ。利用者はスマートフォンやパソコンを通じて、自分の健康診断の結果を時系列で確認できるほか、専門家による健康コラムや健康維持のための参考情報などを閲覧できる。

 DeSCヘルスケアはDeNA51%、住商49%の出資により15年3月に設立。同年10月にケンコムを開始、現在約70組合・150万人が利用している。
日刊工業新聞2016年3月22日生活面
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
こうした健康管理のソフトが今後、コンビニやスーパーとつながったらどうでしょう。店に入るとスマートフォンが起動して「あなたの健康状態にぴったりのお弁当はこれです」なんて提案されたらどうでしょう。いやですか?

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