次世代太陽電池「ペロブスカイト」で街灯を点灯、リコーなど実証実験
大田区とリコー、リコージャパンは31日、東京都大田区の「大田区立馬込第三小学校」で、次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の実証実験を始めた。2023年7月に結んだSDGs推進の連携協定に関わる活動の一環。ペロブスカイト太陽電池やLED照明、温度・湿度・湿度センサー、蓄電池を搭載した街灯を5台設置し、ペロブスカイト太陽電池の発電量や屋外での耐久性を検証する。発電した電力はセンサーデータの送信に使うほか、日中蓄積して夕方から夜間にLEDを点灯する。実施期間は25年1月末まで。
リコーの山下良典会長は同日開催した記念セレモニーで「(実証を通して)区民の方々が環境の問題に関心を持ったり、ものづくりの技術を理解したりしてもらえたら」と期待を語った。また、大田区の鈴木晶雅区長は「実証実験を通して(ペロブスカイト太陽電池の)区内での実装につなげたい」と力を込めた。
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