無人ヘリコプター最新機で200kg貨物搭載、川崎重工が実証
川崎重工業は無人ヘリコプターの最新実証機「K―RACER―X2」で、200キログラムの貨物搭載能力を試験で実証した。日本で開発された無人機では最大の貨物搭載能力という。一般的な飛行ロボット(ドローン)では運べない重量物を輸送できる。
標高0メートルの場合、従来実証機の2倍の200キログラムを搭載できることを確認した。川重は同機による物資輸送サービスで物流の無人化・省人化を目指している。
今後は長野県伊那市から受託した事業で、山小屋への物資輸送を飛行実証する。また、自動つり下げシステムを用いて、荷揚げから荷降ろしまで人の手を介さない物資輸送サービスを構築しつつ量産機の開発を進める。
日刊工業新聞 2024年01月17日