アウディがEVクーペ型SUVに設定、スポーツグレードの出力
アウディジャパン(東京都品川区、マティアス・シェーパースブランドディレクター)は19日、電気自動車(EV)のクーペ型スポーツ多目的車(SUV)「アウディQ8 イートロン」にスポーツグレードを設定、発売したと発表した。フロント1基、リア2基の計3基の電気モーターを搭載。消費税込みの価格は1492万円。
発売した「アウディSQ8 スポーツバック イートロン=写真」は4輪駆動方式で、最高出力370キロワット、最大トルク973ニュートンメートル。充電1回当たりの走行距離は482キロメートル(WLTCモード)。日本の規格「CHAdeMO(チャデモ)」の150キロワット急速充電に対応する。
3基のモーターのうち、通常走行時はリアモーターのみが作動。素早い加速が必要な場面や滑りやすい路面状況の際に、フロントモーターのトルクが加わる。リアモーターは左右独立して制御可能。コーナリング時に左右輪のトルクを変えることで旋回性能を高められる。
日刊工業新聞 2023年12月20日