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全自動無人運転車両を採用する「マカオLRT」、三菱重工が延伸工事完了

三菱重工業は、中国マカオ特別行政区の政府・公共建設局から受注した全自動無人運転車両(AGT)システムを採用する「マカオLRT」の延伸プロジェクトのうち、Barra延伸線(写真)の建設工事を完成させ、引渡しを完了した。Barra線の開通により、大型リゾートホテルが立ち並ぶタイパ島と中心市街地のあるマカオ半島が接続され、交通利便性の向上と交通渋滞の緩和が見込まれる。

今回の建設工事では、2019年に同社が納入したタイパ線(11駅、9・3キロメートル)を起点に、対岸のマカオ半島に接続する既存の橋梁内に専用レーンを敷設し、Barra線(1駅追設、3・2キロメートル)を新設した。

三菱重工は信号や通信システム、給電設備、軌道工事、ホームドア、料金機械といった、駅舎の建設や土木工事を除くAGTシステム一式と橋梁内部設備の改良工事を担当した。

日刊工業新聞 2023年12月15日

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