「北海道新幹線」は早くも伸び悩み!?予約率いまだ25%
大型連休・観光シーズンに期待
一番列車の指定席券が発売開始からわずか25秒で売り切れた北海道新幹線。26日の開業に向け幸先のいいスタートを切ったように見えたが、開業後9日間の予約率は約25%にとどまっている。
予約率が伸び悩んでいるのは、3月下旬でも函館近郊がまだ寒いことが挙げられる。旅行大手は「雪を見たい外国人観光客にはいいが、日本人の観光シーズンではない」と指摘する。JR東日本によると、前年に開業し、利用が好調な北陸新幹線も、開業当初は雪が残り、同程度の予約率だったという。
ただ、JR北海道によると、26日―4月3日の北海道新幹線の予約数は今月9日時点で約5万席に上り、前年同時期の在来線に比べると6・3倍。青函トンネルを使って旅行する人は間違いなく増えそうだ。
函館の桜の名所「五稜郭」で例年桜が咲き始めるのは4月下旬ごろ。旅行業界では、北海道の観光シーズンが大型連休に本格化するとして「新幹線人気の判断は、連休以降の動向を見る必要がある」(日本旅行業協会)としている。
予約率が伸び悩んでいるのは、3月下旬でも函館近郊がまだ寒いことが挙げられる。旅行大手は「雪を見たい外国人観光客にはいいが、日本人の観光シーズンではない」と指摘する。JR東日本によると、前年に開業し、利用が好調な北陸新幹線も、開業当初は雪が残り、同程度の予約率だったという。
ただ、JR北海道によると、26日―4月3日の北海道新幹線の予約数は今月9日時点で約5万席に上り、前年同時期の在来線に比べると6・3倍。青函トンネルを使って旅行する人は間違いなく増えそうだ。
函館の桜の名所「五稜郭」で例年桜が咲き始めるのは4月下旬ごろ。旅行業界では、北海道の観光シーズンが大型連休に本格化するとして「新幹線人気の判断は、連休以降の動向を見る必要がある」(日本旅行業協会)としている。
日刊工業新聞2016年3月15日3面