マミーマートが店舗網拡大、スーパーマーケットを倍増
マミーマートは2026年9月期までに、自社が運営するスーパーマーケット「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」の店舗数を現状比約2倍の60店舗に増やす。これらスーパーは、低価格ながら鮮度や品質にこだわった商品を強みに成長してきた。約2年ぶりに新規出店し25年末までに10店舗をオープンさせ、26年9月期までに新規・改装含め全60店舗体制とする計画。これまで埼玉県や千葉県を中心に店舗を展開していたが、関東全域への店舗網拡大を急ぐ。
マミーマートは現在、主力店舗の「マミーマート」のほか、新たなタイプとして鮮魚・精肉が強みの「生鮮市場TOP!」と低価格の商品ラインアップが特徴の「マミープラス」の3業態を運営している。今回店舗を増やす「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」は特徴を明確にしながら消費者ニーズを捉え売り上げを伸ばしており、同社の業績をけん引している。
そこで新規での出店や「マミーマート」を両業態のどちらかに改装し、売り上げ増につなげる。岩崎裕文社長は「新タイプのスーパーの売り上げが軌道に乗り、次の成長に向けて攻勢をかける」としている。
また同時に、人手不足への対応として、レジ対応者がほぼ不要となる「フルセルフレジ」の配備を進める。同社が展開するスーパーのうち同レジを整備しているのは約1割。25年中に3割にまで引き上げる。1店舗当たり少なくとも12台を設置する計画だ。
日刊工業新聞 2023年11月16日