トヨタが6工場8ライン停止、中央発條の事故影響続く
トヨタ自動車は23日も車両生産を手がける一部工場を停止する。16日に中央発條で事故があり、足回り部品の供給が滞っていることが原因。この影響は7日目に及び、23日は6工場8ラインで車両の生産を止める。24日以降の稼働については23日午後に判断する。
20日に停止したトヨタ自動車東日本(TMEJ、宮城県大衡村)の2工場3ラインで生産を再開した。ただ、23日はトヨタの高岡工場(愛知県豊田市)、トヨタ車体の吉原工場(愛知県豊田市)、富士松工場(同刈谷市)、いなべ工場(三重県いなべ市)、豊田自動織機の長草工場(愛知県大府市)、岐阜車体工業(岐阜県各務原市)の一部ラインが生産を止める。トヨタはグループ会社とともに約30人を中央発條に派遣し、復旧支援に乗り出しているが、もう少し時間がかかりそうだ。
日刊工業新聞 2023年10月23日