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ヒートポンプ技術で時短、日立GLSが投入するドラム式洗濯乾燥機の性能

ヒートポンプ技術で時短、日立GLSが投入するドラム式洗濯乾燥機の性能

新製品発表会に出席した俳優の芦田愛菜さんは「早く乾く上、省エネで嬉しいことだらけ」と話した

日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS、東京都港区、大隅英貴社長)は、ドラム式の洗濯乾燥機2機種を11月中旬に発売する。ヒートポンプ技術を新たに採用し、洗濯から乾燥にかかる運転時間の短縮を実現した。消費税込みの想定価格は、洗濯容量が12キログラムの「BD―SX120J」が33万円前後。同13キログラムの「BD―STX130J」は37万円前後。

BD―SX120Jは、従来機種「BD―STX120H」比で運転時間を18分短縮し、約80分とした。消費電力量は同約37%減の約980ワット時、標準使用水量は同約25%減の約64リットルに抑えた。

手入れの手間を軽減する機能「らくメンテ」に熱交換器を自動で洗浄する機能を追加し、乾燥効率の低下を抑えた。また、高濃度洗剤液を衣類の奥まで浸透させて大流量で洗い流す洗浄方式において、低い位置から洗剤液を出すシャワーを追加。少ない水量での洗浄を可能にした。

BD―STX130Jは、洗濯槽の回転振動を抑えるダンパーの本数を3本から4本へ増やすことなどで、洗濯槽の大型化を実現した。国内向けドラム式洗濯乾燥機で洗濯容量13キログラムの製品を日立GLSが発売するのは初めて。


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日刊工業新聞 2023年10月09日

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