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北川鉄工所が投入、「鉄塔建設用クレーン」の仕様

北川鉄工所が投入、「鉄塔建設用クレーン」の仕様

今回発売した「JCT036」

北川鉄工所は鉄塔建設用のタワークレーンに参入した。組み立てや運搬がしやすいシンプルな構造のモデルをこのほど発売。鉄骨同士の接合を従来のピン留めではなく、ボルトで固定する方式とし、剛性を高めて作業性を向上させた。価格は非公表で、仕様によって異なる。年間10台の販売を目指す。

今回発売した「JCT036=写真」は最大作業半径25メートル、最大設置高さ150メートル、最大定格荷重2・8トン。作業者は搭乗せず遠隔操作する。鉄塔の着工と完成に合わせて移動できるよう、分解と組み立てを容易にした。

初号機と2号機をETSホールディングスから受注済みで、9月に出荷する。加えて建機レンタルのアクティオ(東京都中央区)からも6台を受注しており、2024年3月までに納入する。


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日刊工業新聞 2023年08月24日

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