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三菱UFJが地銀支援。海外融資などを後押し

グループで信託活用
三菱UFJが地銀支援。海外融資などを後押し

三菱東京UFJ銀以外の貸出債権の信託化も視野に入れる三菱UFJ信託銀行

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は地方銀行の海外融資を後押しする。貸出先が限られる地銀に海外のプロジェクトファイナンスや協調融資(シンジケートローン)などに間接的に融資できる枠組みを提供する。マイナス金利下で資金運用に悩む地銀の運用の多様化を支援すると同時に、グループの収益増につなげる。

 三菱UFJ信託銀行が三菱東京UFJ銀行などの海外貸出債権の一部を信託化して、そこに地銀が融資する。運用対象になる債権の中身を明示している上、期間を柔軟に設定できるため、地銀も融資しやすい。

 第1号案件として、三菱東京UFJ銀が組成したアジア圏のメーカーへのシンジケートローンで地銀からの融資を受託した。信託設定額は3600万ドル(約40億円)。
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日刊工業新聞2016年2月29日1面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
地銀のほか、生命保険会社などの融資を見込んでいる。1件当たり40億―50億円を想定し、2017年度に年700億円規模の受託を計画

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