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最高時速は150km…空解が「400km飛ぶドローン」開発

空解(東京都町田市、森田直樹社長)は、最長で400キロメートルの長距離を飛べる固定翼型の飛行ロボット(ドローン)「QUKAI メガフュージョン3・5=写真」を発売した。新開発のセルモーター付きガソリンエンジンに加え、繊維強化プラスチック(FRP)をモノコック構造にすることで機体を軽量化。胴体内部の貨物ルームには最大10キログラムまで機材や荷物を搭載できる。物流のほか監視、捜索、測量など広い分野で拡販を図る。

全長2480ミリ×全幅3500ミリメートルで、機体重量は12キログラム。固定翼型で垂直離着陸が可能。貨物ルームには30倍ズームカメラを搭載し、即時に高画質の画像を伝送できる。飛行速度は最大時速150キロメートル、飛行時間は同350分間。水平飛行時には、電動方式とガソリンエンジン方式を選択できる。

離島間をつなぐ長距離物資輸送の活用を見込む。価格も1000万円以下に設定し、2000万円近くする外国製ドローンに対抗する考えだ。


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日刊工業新聞 2023年07月06日

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