ウェアラブルカメラで空港警備。パナソニックが成田で実証実験
映像は無線LANでWi-Fiルーターへ送信、LTE回線で防災センターへ
パナソニックは2月22日、ウェアラブルカメラを使用した警備システムの実証実験を、成田空港で開始した。2020年開催の東京五輪・パラリンピックに向けて成田空港会社と協力し、空港で効率的な警備が実現出来るかを検証する。
実験は第2ターミナルの一般エリアで実施。ウェアラブルカメラを装着した最大8人のパナソニック社員や警備員が、スマートフォンを持って空港内を巡回し、カメラの映像を防災センターを想定した会議室へリアルタイムに送る。
現在は警備員が巡回中に得た情報は、無線機でやり取りしている。警備用映像はあらかじめ設置した防犯カメラのみで、未設置の場所は警備員が巡回時に無線で報告するのみだった。
実証実験では、既存の防犯カメラに加えて警備員がウェアラブルカメラを装着し、スマートフォンを携行。カメラの映像は無線LANでWi-Fiルーターへ送信し、LTE回線で防災センターへ送る。音声や文字情報はスマートフォンでやり取りする。
警備員の位置情報は屋内ではビーコン、屋外ではGPSからスマートフォンが受信し、防災センターのモニターで把握。警備員が現在対応している警備内容の優先度などをモニターに表示し、緊急事態が発生した現場へ急行させるなどの対応を、任意の警備員に指示できる。
防災センターで警備員の位置や対応状況を集中管理することで、問題が発生した場合の即応性を高められるかや、文字情報の活用で音声のみの指示よりも正確に情報をやり取り出来るかなどを検証していく。
実験初日の22日から26日までは、位置測位の精度やウェアラブルカメラの映像伝送など、技術面を検証。29日から3月4日までは警備員が装着して運用することで、ウェアラブルカメラの使用感など、システムが有用かを検証する。実験時間は午前11時から午後3時まで。
パナソニックによると、ウェアラブルカメラを使った警備システムの実験は、今回が初めてだという。
実験は第2ターミナルの一般エリアで実施。ウェアラブルカメラを装着した最大8人のパナソニック社員や警備員が、スマートフォンを持って空港内を巡回し、カメラの映像を防災センターを想定した会議室へリアルタイムに送る。
現在は警備員が巡回中に得た情報は、無線機でやり取りしている。警備用映像はあらかじめ設置した防犯カメラのみで、未設置の場所は警備員が巡回時に無線で報告するのみだった。
実証実験では、既存の防犯カメラに加えて警備員がウェアラブルカメラを装着し、スマートフォンを携行。カメラの映像は無線LANでWi-Fiルーターへ送信し、LTE回線で防災センターへ送る。音声や文字情報はスマートフォンでやり取りする。
警備員の位置情報は屋内ではビーコン、屋外ではGPSからスマートフォンが受信し、防災センターのモニターで把握。警備員が現在対応している警備内容の優先度などをモニターに表示し、緊急事態が発生した現場へ急行させるなどの対応を、任意の警備員に指示できる。
防災センターで警備員の位置や対応状況を集中管理することで、問題が発生した場合の即応性を高められるかや、文字情報の活用で音声のみの指示よりも正確に情報をやり取り出来るかなどを検証していく。
実験初日の22日から26日までは、位置測位の精度やウェアラブルカメラの映像伝送など、技術面を検証。29日から3月4日までは警備員が装着して運用することで、ウェアラブルカメラの使用感など、システムが有用かを検証する。実験時間は午前11時から午後3時まで。
パナソニックによると、ウェアラブルカメラを使った警備システムの実験は、今回が初めてだという。