古河ロックドリル（東京都千代田区、荻野正浩社長）は国内市場向けに油圧クローラードリル２機種を発売した。せん孔径４・５インチクラスの「ＨＣＲＬ９０―Ｅ５」と「同Ｌ９０ｓ―Ｅ５＝写真」で、排出ガス５次規制に適合したエンジンを搭載。５・５インチクラスは同規制対応商品を発売済みで、今回の新機種投入で石灰石鉱山や砕石場向け製品群がそろった。価格はオープン。２０２３年度は５０台の販売を目指す。

同Ｌ９０―Ｅ５は１２７ミリメートルまでのせん孔が可能。孔曲がり抑制と繰り粉排出の容易構造でせん孔速度向上が見込める。エネルギー伝達効率を高めたくさび型ピストン形状と新ピストン作動機構により、異なる岩質に迅速に対応。複雑な操作がなく、ムダのないパワーで安定したせん孔ができる。岩質に応じたエンジン回転数の選択で燃費低減も実現した。