三菱自動車が9年ぶり欧州投入、新型「コルト」の性能
三菱自動車は10月、欧州で新型コンパクトハッチバック「コルト=写真」を発売する。仏ルノーの「クリオ(日本名ルーテシア)」をベースとし、ルノーがトルコのブルサ工場(ブルサ県)で生産する。コルトの欧州市場投入は9年ぶり。ハイブリッド車(HV)モデルとガソリン車モデルを設定。HVは1600ccエンジンに駆動用と発電用の二つのモーター、マルチモード自動変速機、1・2キロワット時駆動用バッテリーを組み合わせた。
ガソリン車は1000ccターボエンジンと6速マニュアルトランスミッション、1000ccエンジンと5速マニュアルトランスミッションの組み合わせを設定した。
先進安全装備は、全車速追従機能付きの車間距離制御システム、車線逸脱防止支援機能、駐車支援システムなどを搭載した。
コルトは三菱自が乗用車で初めて採用した車名(ペットネーム)で、国内外で数世代にわたって販売してきた。欧州では1978―2014年にかけて120万台以上を販売している。
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日刊工業新聞 2023年06月15日