完全自動運転EV量産へ チューリングが車両生産工場を公開
チューリング(千葉県柏市、山本一成最高経営責任者〈CEO〉)は14日、柏市内で同社初の車両生産工場「Turing Kashiwa Nova Factory=写真」を報道陣に公開した。同社は完全自動運転の電気自動車(EV)量産を目指すスタートアップで、新工場を初期の生産・研究開発拠点として活用する。6月中に稼働する。
新工場は2階建て、延べ床面積は1879平方メートル。開設時の人員は30人程度で、今後、同時に4台を生産可能な体制を構築する。車両は既存EVから電装・駆動系部品を調達し、フレームのパイプを溶接して製作する。
同社は2030年に新規株式公開(IPO)と累計1万台の生産を目指しており、山本CEOは「米テスラを超える完全自動運転EVを作る」としている。
日刊工業新聞 2023年06月14日