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屋外で活躍!Wi―Fi通信やバッテリー機能搭載の小型移動販売カート―Andeco

屋外で活躍!Wi―Fi通信やバッテリー機能搭載の小型移動販売カート―Andeco

移動販売カート「POP UP CART」開発イメージ

 Andeco(大阪市福島区、早川慶朗社長、06・6459・7762)は、Wi―Fi(ワイファイ)通信機能やバッテリー機能を搭載した小型の移動販売カート「POP UP CART」を開発し、試作機を3月中に完成させる。2015年5月に資本・業務提携したワイヤレスゲートの通信ネットワークを活用。固定店舗と同等の通信環境を屋外でも提供することが可能となり、移動販売業の裾野拡大を狙う。

 1台の販売価格は100万円以下を想定。16年中に事業化し、初年度に個別販売50台、リース50台を目標とする。Wi―Fi通信の可能な範囲は半径10―20メートル程度。通信速度・セキュリティー機能・料金体系などは通信事業者のワイヤレスゲートに依拠する。

 Wi―Fiスポットは通常、固定店舗などに設置されるため、通信エリアはその周辺に限定される。カートを通信拠点とすることで、公園やイベント会場周辺などで新しい集客効果を生む。カートごとの全地球測位システム(GPS)データや販売時点情報管理(POS)データを収集すれば、顧客の消費行動などを分析できる。マーケティングや都市社会実験などへの応用も見込まれる。

 通信拠点の管理を移動販売事業者に委任するため、ワイヤレスゲートにとっては管理コストを抑えて通信エリアを拡大できるメリットがある。
日刊工業新聞2016年2月23日 中小企業・地域経済1面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
イベント会場だけでなく、災害時や緊急時にも役立つかもしれません。写真を撮って送ったり、地図を調べたりするので地方の観光名所にあっても嬉しいなと思います。

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